弐段受験課題
有段者の心得
八幡山道場 北島 健男
私は現在61歳ですが、一昨年先生のご指導のお蔭で初段を頂きました。途中休みましたが、30年ぐらい合気道の稽古を続けております。
日本武道、特にオリンピック競技化されていない武道は、年齢に関係なく稽古できる面を持っています。
私の通う道場も15歳の少年から私まで一緒に稽古しています。さらに武道は外国の方々にも精神と護身の両面でたいへん人気があります。
近ごろ稽古をしていると、いくつかの事に気が付きます。
一つ目の考え方・行動規範の事です。
合気道の『相手の力に逆らわず、それでいて自分の思うところに導く』
これは処世術からみると、たいへん重要な事です。
二つ目は、技術の面です。
危機にいかに対処するかです。
稽古を熱心にしていると、自信が付き落ち着いて避けることができると思います。
実際に、攻撃してきた人に固め技で押さえる。または、暴走自転車に対して転換で避ける事など。
三つ目は、健康面の効果です。
現代人は少々運動不足です。無理な力を入れず、ゆっくりと行う稽古は理にかなっています。
以上を踏まえて、“日常の生活にどのように活かせるか”を常に考えて行動をとるように心掛けています。