合気道の稽古で取り得た事 横田哲志 この論文では、合気道の稽古で取り得たことに焦点を当て、合気道の稽古を通じて自身に どのような変化をもたらす事が出来たのかを論じます。
まず、私が取り得たことの 1 つは、楽しんで稽古に臨むという事です。楽しんで稽古に臨 むことでコミュニケーションを積極的に取る事が出来ます。合気道の大人クラスに入った 当初、緊張から私は稽古を心から楽しめず、相手とのコミュニケーションを積極的に図る事 が出来ませんでした。しかし、演武などの経験を得るにつれて稽古を楽しめるようになり、
だんだんと自身からコミュニケーションを取れるようになりました。コミュニケーション を取る事で自分の欠点が明らかに出来、稽古の雰囲気が柔らかくなり緊張しにくくなるた め稽古により集中して取り組む事が出来るようになりました。また楽しむ事で、心に余裕を もって稽古に臨む事が出来、精神面の成長にも繋がりました。
次に私が稽古で取り得たことは、自身の身体に対する意識の向上です。技の練習を行う中 で最初は無意識に感覚的に行っていて再現性が低かった事でも、回数を重ねるうちにより 具体的かつ自分の中で鮮明な動作として記憶できるようになり、技の再現性が向上しまし た。これにより、稽古で自分の動きが少しずつ客観的に見えてくるようになり、どこが原因
で技をかけられなかったのか、どうして上手く受け身を取れなかったのかを少しずつ判断 出来るようになりました。
合気道を行う上で腕や脚の動きを意識する回数が増え、日常生活 でも自分の動きについて意識しました。特に、歩く時の姿勢や脚の出し方などを意識しまし た。 しかし、これらの事を現在自身の納得できるように行えておらず、意識できない部分や 能力として足りていない部分が存在するので、今後の稽古を通してこれらの事をより意識
し、また新たな事を稽古から取り得る事が出来るようにこれからも精進していきたいと考 えています